桃山時代
越前地方

胴径約 13cm 高約 11.5cm

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通称「お歯黒壺」と呼ばれる小ぶりの壺です。

お歯黒に使うための水・鉄漿水（かねみず）を作るための壺で、
酢・酒、茶や飴などに釘などの鉄を混ぜて作られたそうです。
この壺の内側にもかねみずのあとが残っています。

近年では肩に穴を開けて金具を取り付けて
掛花入に転用することも多々ありますが、
こちらの作品は補修を含め何の手も加わっていません。
傷もありませんので、当時のままの姿をお楽しみいただけます。

肌にはじっとりとした艶があり、ごま状の降灰が見どころとなっています。
小さく安定した作りです。花入としてお使いください。

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※照明などにより実物の色が写真と多少異なって見える場合が有りますのでご了承下さい。
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